5. 2024年の「スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料」総世帯の1世帯当たりの平均支出は9131円

みなさんが、1人1台当たり前のように持っている「スマートフォン」や「パソコン」。

そういったツールは現代の生活に欠かせないものとなっています。

あらゆる分野でICT(情報通信技術)が活用され、私たちの生活を便利で、豊かなものにしてくれています。

さて、そんなICTツールの代表、スマートフォンや携帯電話の通信・通話の1カ月あたりの支出はどのようになっているのでしょうか?

総務省が毎年行っている「家計消費状況調査」の最新データによると、2024年の「スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料」の、1世帯あたりの1カ月の支出(総世帯)は「9131円」となっています。

このほかにも、2024年度のICT機器・通信に関する支出を見ていきましょう

まずは総世帯の1世帯あたり1カ月間の支出です。

5.1 2024年度「全国・地方・都市階級別特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出(総世帯)」(出所:総務省「家計消費状況調査」)

  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料 9131円
  • インターネット接続料 3811円
  • スマートフォン・携帯電話の本体価格 1468円
  • パソコン(タブレット型を含む。周辺機器・ソフトは除く) 990円
  • テレビ 563円
  • ゲーム機(ソフトは除く)97円

次に、単身世帯の1世帯あたり1カ月間の支出です。

5.2 2024年度「全国・地方・都市階級別特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出(単身世帯)」(出所:総務省「家計消費状況調査」)

  • スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料 5279円
  • インターネット接続料 2705円
  • スマートフォン・携帯電話の本体価格 794円
  • パソコン(タブレット型を含む。周辺機器・ソフトは除く)655円
  • テレビ  280円
  • ゲーム機(ソフトは除く)121円

いかがでしたでしょうか。

総じて「総世帯」の支出が「単身世帯」を上回っていますが、「ゲーム機」に関しては単身世帯が総世帯を上回っています。

1人暮らしでも十分に趣味として楽しめ、オンラインでつながれば、交友関係を増やすことが可能なゲームの一面も、この結果につながっているのかもしれませんね。

参考資料

長島 迪子