不安定な世界情勢で物価高が続く中、とくに日本の食卓に欠かせない「米」の価格上昇は多くの家庭に影響を与えています。
Z世代にも一人暮らしをしている人は多いと思いますが、このような状況でどのように対処しているのでしょうか。
今回は、米に関する意識調査のデータをもとに、米の高騰がZ世代のライフスタイルに与える影響と、それに伴う食習慣の変化について探ります。
1. 米の高騰によるZ世代への影響は?
米の価格高騰がZ世代の消費行動にどの程度影響しているのか、日本インフォメーション株式会社が実施した「物価高に関する意識行動調査」を見ていきましょう。
1.1 調査概要
- 調査地域:日本全国
- 調査対象:20~69歳 男女
- 調査実施期間:2025年6月14日~6月15日
- 調査手法:インターネットリサーチ
- サンプルサイズ:有効回収計 1067サンプル
1.2 買うのを控えたいものは何?
「購入を減らす・控えようと考えているもの」について見てみると、全世代で「菓子・スイーツ・デザート類」と「インスタント麺」が食品の中で上位になりました。
「米・乾麺類」について見てみると、20代男性は7.8%と全体平均の14.1%よりも低く、他の年代に比べて米の消費量を減らす意識が高いわけではないとわかります。
一方、20代女性は14.7%と平均並みです。料理に対する意識にも男女差があるのかもしれませんね。