2. 老後、保険料負担が増える可能性も…
日本の社会保障給付費は下図のとおり年々上昇しています。
2.1 社会保障給付費は年々増加
社会保障給付費のうち44.4%を占めるのが年金。医療(30.8%)、福祉その他(24.8%)と続きます(2025年予算ベース)。
※福祉その他:社会福祉サービスや介護対策に係る費用、 生活保護の医療扶助以 外の各種扶助、 児童手当等の各種手当、 医療保険の傷病手当金、労災保険の休業補償給 付、 雇用保険の失業給付
少子高齢化により、年金や医療を中心に、今後も社会保障給付費の増加が見込まれます。
また、これに伴い、わたしたちの負担も増えていくと考えられます。
2.2 国民負担率は約30年間で6.7%増
下図を見ると、1990年時点の国民負担率は38.4%ですが、2024年時点では45.1%に。
国民の負担は現時点で決して小さくありません。しかし、今後も負担は増えていく見通しです。
現役世代もシニア世代も、これらの負担が増えることを考慮してマネープランを立てておく必要があります。