3. 【富裕層と超富裕層】純金融資産の総額は2013年~2023年に約72%増加!

「富裕層」「超富裕層」2005年からの保有資産規模と世帯数の推移を見てみると、リーマンショックや東日本大震災の影響による一時的な落ち込みはありますが、長期的に見ると上昇傾向にあります。

とくに2011年以降は一貫して増加が続いています。

上がらぬ賃金や、止まらぬ物価上昇などにより苦しい暮らしを強いられている人が多い中、富裕層が増え続けているのはなぜなのでしょうか。

富裕層と超富裕層の「純金融資産保有額の合計」の推移をみてみましょう。

  • 2011年:188兆円
  • 2013年:241兆円
  • 2015年:272兆円
  • 2017年:299兆円
  • 2019年:333兆円
  • 2021年:364兆円
  • 2023年:469兆円

直近10年(2013⇒2023年)を比較すると、この2つの層が保有する純金融資産の総額は実に約72%も増加しています。