2. ローメンテな庭を目指すなら「植えてはいけない!?」手入れが大変な花木4選
2.1 ミモザ
冬の終わり頃に黄色のふわふわした花を咲かせるミモザ。ギンヨウアカシアやフサアカシアなどの種類があり、満開時には圧倒的な美しさを披露してくれます。
花がない時期もシルバーグリーンの細かい葉が楽しめ、花も葉もリースやスワッグの花材としても使える花木。しかし成長がとても早く、さらには樹高が高くなるわりには根が浅いため、強風で倒れるリスクが考えられます。
横方向にも広がりやすいので、庭植えする際は広い場所が必須。毎年開花後にバッサリと強めの剪定をおこない、丈夫な支柱で支えながら育てることをおすすめします。
※参考価格:550円~2000円前後(3号ポット苗)
2.2 ツバキ科の花木(ツバキ・サザンカなど)
ツバキ・サザンカなどツバキ科の花木は、日本の冬を彩る趣深い植物。和風の庭はもちろん、八重咲きの品種は洋風や和モダンの庭にもよく馴染み、生垣や仕立物として楽しまれています。
しかし、ツバキやサザンカなどのツバキ科の植物は「チャドクガ」という毛虫が集団発生する恐れがあるため要注意。チャドクガは卵から成虫まで小さな毒針毛を持っており、風で飛んだ毛が身体に付着するとかぶれてしまう恐れがあります。
ツバキやサザンカを植える際は隣家や歩道から離れた場所に植え、チャドクガの発生や被害を抑えるためにも殺虫剤散布・剪定・刈り込みは専門業者へ依頼しましょう。寒冷地では今のところチャドクガの発生は少なめですが、念のためお気をつけください。
※ツバキ参考価格:1000円~1200円前後(3号ポット苗)