6月・7月は多くの企業でボーナスが支給される時期ですが、ほかの人のボーナス支給額が気になる方も多いのではないでしょうか。
一般財団法人 労務行政研究所の公表資料によると、2025年の夏季賞与・一時金の平均支給額は前年同期比で3.8%増となり、過去最高を更新しました。
本記事では、上記の調査結果をもとに、業界ごとの2025年夏のボーナス支給額について紹介します。
国家公務員の夏季賞与の平均支給額についても触れているため、あわせて参考にしてください。
1. 【夏のボーナス】「2025年夏季賞与」過去最高に!平均額はいくら?
一般財団法人 労務行政研究所は、東証プライム上場企業を対象に、夏季賞与に関する調査を実施しています。
調査結果によれば、2025年の夏季賞与・一時金の平均支給額は86万2928円で、前年より3.8%増加していることが分かりました。
2025年の夏季賞与を産業別に見ると、製造業で前年より3.7%増、非製造業で4.8%増と、いずれも前年を上回る結果となりました。
また、同調査による夏季一時金の妥結額によると、2021年はコロナ禍の影響で71万397円(前年比2.5%減)と落ち込みましたが、2022年には76万5888円(同6.5%増)と大きく持ち直し、以降は4年連続で増加傾向が続いています。
このような傾向は、賃上げの動きがボーナスにも反映されていると考えられ、今後の支給額にもさらなる伸びが期待されます。
次章では、業種ごとの夏季賞与・一時金の支給状況を詳しく見ていきましょう。