1.1 【一覧表で確認】業種別の2025年夏季賞与はいくら?

一般財団法人 労務行政研究所の同調査による、業種別の夏季賞与・一時金の支給水準は下記のとおりです。

【製造業】※カッコ内は対前年同期比

  • 水産・食品:77万857円(3.7%)
  • 紙・パルプ:70万7143円(2.1%)
  • 化学:85万9172円(2.9%)
  • ゴム:83万5000円(1.7%)
  • 鉄鋼:93万4000円(−3.5%)
  • 非鉄・金属:86万4494円(10.7%)
  • 機械:95万4431円(3.7%)
  • 電気機器:93万1911円(4.7%)
  • 輸送用機器:98万7670円(3.7%)
  • うち自動車:104万4621円(3.2%)

【非製造業】※カッコ内は対前年同期比

  • 建設:97万6667円(7.5%)
  • 商業:60万8036円(3.5%)
  • 陸運:40万5836円(1.2%)
  • 情報・通信:90万7250円(2.7%)
  • 電力:89万2600円(7.6%)

上記の結果からもわかるように、「鉄鋼」を除くすべての業種で、前年同期を上回る支給水準となりました。

なかでも顕著な伸びを示したのは「非鉄・金属」「電力」「建設」の3分野で、「非鉄・金属」は10.7%、「電力」は7.6%、「建設」は7.5%の増加となりました。

特に「非鉄・金属」分野は、再エネやEV、AI関連の需要拡大に伴い注目度が高まっており、将来的な成長が期待される業界のひとつと言えるでしょう。

ここまで、東証プライム上場企業の全体および業種別の夏季賞与の状況を確認してきましたが、「公務員」の支給額はどうなっているのでしょうか。

次に、国家公務員の夏季賞与について詳しく見ていきます。