2. 国家公務員の「2025年夏季賞与」も前年より増加傾向に
内閣官房内閣人事局が公表した「令和6年6月期の期末・勤勉手当の支給状況」によれば、2025年夏に支給された国家公務員(管理職を除く)の平均ボーナス額は約70万6700円となりました。
昨年夏の支給額である「約65万9400円」と比較すると、今年は約4万7300円(約7.2%)の増加となっており、上場企業と同様に夏季賞与が引き上げられている傾向がみてとれます。
では、内閣総理大臣や国務大臣などの特別職に支給された6月期の期末手当はいくらになったのでしょうか。
2.1 「内閣総理大臣」の2025年の夏のボーナスはいくら?
内閣官房内閣人事局の同資料によると、内閣総理大臣の2025年の夏季賞与の支給額は約579万円とされています。
以下は、主な特別職における2025年6月期の期末手当の支給額の試算例です。
- 内閣総理大臣:約579万円
- 国務大臣:約422万円
- (一般職) 事務次官:約335万円
- (一般職) 局長クラス:約255万円
- 最高裁長官:約594万円
- 衆・参両院議長:約535万円
- 国会議員:約319万円
また、内閣総理大臣および国務大臣に関しては、行財政改革の一環として一部を自主返納しており、返納後の支給額は内閣総理大臣が約392万円、国務大臣が約327万円となっています。