夏休みがはじまりました。子どもが家にいる時間が増えたり、学童のお弁当を作ったりなどして、普段に比べても出費が増えるこの時期。加えてお盆などの長期休暇は旅行や帰省、レジャーなどで何かとお金がかかるご家庭も多いでしょう。
日々忙しい中で過ごしていると、家計や貯蓄についてじっくり考える時間もないですが、長期休暇など比較的時間がとりやすい時期に「お金」について考えてみるといいでしょう。
年代やライフイベントによってもお金事情は異なるもの。今回は年代別に平均貯蓄額&負債額をみていきます。
1. 【平均貯蓄額・平均負債額】働く世代の全体ではいくらか
総務省統計局の公表した「家計調査報告 貯蓄・負債編 2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」によれば、まず、働く世帯の貯蓄額の全体平均は1579万円でした。
これは、前年度よりも7.1%増加しています。昨今の物価高などを踏まえ、将来の備えを意識する方が増えたのでしょうか。
いずれにしても、貯蓄への意識は高まっているような印象を受けます。
一方で、負債の平均は1024万円です。
こちらも前年比でみると、1.5%上昇しています。