年金だけでは生活が厳しい高齢者の支援制度として、年金生活者支援給付金があります。年金を受給しており、前年の年金収入等が一定額以下の方が受給できる制度です。
老齢・障害・遺族の各年金に応じて、給付額が設定されています。要件に該当する方は忘れずに申請しましょう。
1. 年金生活者支援給付金の対象者と受給額
所得が一定基準以下の年金受給者の方は、年金生活者支援給付金を受給できます。まずは、受給対象者と受給額を確認しましょう。
年金生活者支援給付金
筆者作成
※老齢年金生活者支援給付金の額は、月額5450円を基準に、保険料納付済期間等に応じて算出され、次の(1)と(2)の合計額となります。
- (1)保険料納付済期間に基づく額(月額)= 5450円×保険料納付済期間/被保険者月数480月
- (2)保険料免除期間に基づく額(月額)= 1万1551円×保険料免除期間/被保険者月数480月
要件に該当している場合でも、申請をしなければ受給できません。自身の所得を確認したうえで、受給できる可能性がある場合は、年金事務所で相談してみましょう。