1.1 「働けど、生活は楽にならず...」世帯ごとの生活意識【国民生活基礎調査】

「2024(令和6)年国民生活基礎調査の概況」によると、生活が「苦しい」と答えたのは全世帯の約6割で、「ゆとりがある」と答えた世帯は少数にとどまっています。特に児童のいる世帯では「苦しい」と感じる割合が64.3%と最も高く、その中でも「大変苦しい」と感じる割合が33.9%と突出しています。一方、高齢者世帯は他の世帯に比べて「苦しい」と感じる割合が最も低い結果でした。「働く母親」が増えて共働きであっても、家計に余裕がない現実が見えてきます。