「どうして今年は家計が赤字になってしまったんだろう」「なぜ毎月家計が苦しいのだろう」…。そんな風に思いながら2018年を過ごした人も少なくないのではないでしょうか。
一度赤字に転落してしまうと、なかなか取り戻せないのがツライところ。しかし、毎日の小さな積み重ねで赤字家計を黒字にすることもできるのです。今回は、そのためのヒントをご紹介します。
簡単に目標金額を定めておく
まずはやはり目標がないと話になりません。いったい自分はどのくらいの金額の中でやりくりしたらいいかということをはっきりさせておきましょう。やり方は簡単です。まず、毎月支払う固定費を書き出します。家賃、通信費、光熱費、保険料などがこれに該当しますね。ローンや奨学金の返済がある場合も、忘れずに書き出しておいてください。
固定費とは別に、自分の収入を書き出します。毎月多少の変動があるかとは思いますが、この際それは度外視して、平均的に毎月もらえる収入を書いておいてください。そのうえで、自分が毎月貯金したい金額を書いてください。
とりあえず今が赤字で大変、貯金なんてそれどころではないという人も、5000円でもいいのでひとまず書いてください。毎月貯めるクセをつけることが大事です。
さらに、自分で予算配分をします。毎月の「収入-固定費」で算出した金額を超えないように、必要な予算を配分していきましょう。といっても、やってほしいのは次の給料日までの週数で割り算をするだけ。
つまり、「収入-固定費」で算出した金額を、次の給料日まで4週間だとしたら4で割るだけです。すると、毎週いくら使っていいかがわかりますよね。これなら、使いすぎたときのリカバリーも簡単ですし、細かい項目がないので管理もしやすいです。
もし、細かく食費、娯楽費、交通費、被服費、美容代などの項目に分けて管理したいという人がいれば、もちろんそれでも構いません。こうしておけば、自分が何にいくら使っていいかがはっきりしますよね。
財布からレシートを取り出して内容をチェックする
ここからは5分でできることなので、ぜひ毎日継続してください。やることがわかれば、毎日寝る前の5分だけで自分の出費が見えるようになりますし、なぜ赤字になってしまうのかもわかるようになるはずです。
まずは、財布の中からレシートを取り出してください。今日使ったお金の振り返りをしていきます。毎日財布の中身を整理し、すっきりした状態に保つことでお金の管理がしやすくなるというメリットもあります。
レシートを取り出したら、内容をざっくり確認していきます。何を買ったか、本当に必要だったのか、それは出費の項目では何に当たるのか。まずはレシートを見てみましょう。
その日の出費を手帳に書き込む
レシートのチェックが終わったら、その日の支出を合計して、手帳やカレンダーに書き込みます。今日の分と、今週の進捗を記入しておくとわかりやすいですね。