日本経済団体連合会の「2025年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」※によれば、大手企業の2025年夏のボーナスの1次集計結果の平均妥結額は99万848円でした(2025年7月3日公表)。
※調査対象:原則、従業員500人以上、主要22業種大手244社。21業種128社(52.5%)の妥結を把握しているが、うち21社は平均額不明等により集計から除外
前年比では4.37%の増加。
なお、製造業の平均は約103万円、非製造業の平均は約85万円となっています。業種別にみるとたとえば自動車は約107万円、食品は約91万円、情報通信は約88万円など違いが見られます。
夏のボーナスが支給されるこの時期は、自身の年収やキャリアを考える方もいるのではないでしょうか。
年収を左右するのは会社規模や業種、職種などがありますが、住んでいる地域によってもその傾向は変わるものです。
今回は日本の平均年収を見ながら、平均年収が高い都道府県や業種別の平均年収についてもみていきましょう。
1. 日本の平均年収は460万円!年代別の平均年収はいくら?
まず、日本の平均年収は国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば460万円です。
ただ、年収はさまざまな要素により異なるもの。年代別の平均年収をみていきましょう。
1.1 20〜50歳代の平均年収
- 20〜24歳:267万円
- 25〜29歳:394万円
- 30〜34歳:431万円
- 35〜39歳:466万円
- 40〜44歳:501万円
- 45〜49歳:521万円
- 50〜54歳:540万円
- 55〜59歳:545万円
年代別見ると違いがみられ、若いころは年収が低めですが、30歳代後半で日本の平均年収と同等となり、その後50歳代後半では545万円となりました。