残暑が続く8月後半。お盆休みが明け、家計や保険の見直しを考える人も増えるこの時期、健康保険料の地域差が改めて注目されています。

2025度、保険料率が一番高くなる都道府県はどこなのでしょうか。特に佐賀県、徳島県、長崎県などでは、全国平均(10.00%)を上回る保険料率となっており、給与の手取り額にも影響が出る可能性があります。

なお、沖縄県など引き下げが行われた地域もあり、地域ごとの医療費水準や人口構成が保険料率に反映されていることがうかがえます。

本記事では、健康保険料が値上げ・値下げされた都道府県について詳しく解説します。

1. 「全国健康保険協会の保険料率」が一番高い都道府県はどこ?

中小企業の従業員やその扶養家族は、全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入するのが一般的です。

協会けんぽでは、各都道府県の支部ごとに健康保険料率が設定されています。

その中で最も高い料率となったのは、佐賀支部の10.78%です。