3連休明け25日の日本株は暴落、今年最大の下落率を記録

世界的な株価下落に歯止めがかかりません。実質的な12月最終週に入っても株価反発の兆しが見えず、世界各市場で安値更新が相次いでいます。日本株も例外ではありません。

25日(火)の東京市場はほぼ全面安状態になり、日経平均株価は前日比▲5.0%、TOPIX(東証株価指数)も▲4.9%になるなど、暴落に近い下落でした。両指数とも今年最大の下落率を記録し、日経平均株価は約1年8カ月ぶり、TOPIXは約2年2カ月ぶりの安値水準となっています。

とりわけ、日経平均株価に関しては、わずか3カ月前には年初来高値(24,448円、約27年ぶりの高値)を更新し、“年末には26,000円”という威勢のよい見通しが支配的でした。それがあっという間に▲5,000円以上も下落したわけですから、株式投資のリスクの大きさを再認識した人も多いでしょう。

日経平均株価の過去1年間の推移

今回の株価急落は「〇〇ショック」と命名することが難しい?

今回の株価急落の原因に関しては様々な見解がありますが、米国景気の下振れに伴う世界景気減速に対する懸念が大きいようです。確かに、米国株も大きく下落しており、世界景気減速の引き鉄を引くパターンなのかもしれません。

ただ、直近数年間で起きた株価急落は、「チャイナショック」「ギリシャショック」「ブレグジットショック」「新興国ショック」のようにハッキリと命名できましたが、今回は「〇〇ショック」というフレーズが出てこないのが特徴です。

この「〇〇」に入る言葉は何でしょうか? 恐らく、時間が経つとその答え(あるいは無理矢理こじつけた言葉)が広く浸透するはずですが、今はまだわかりません。

主要株式市場の年初来騰落率を見ると大変なことが起きている!