未完了とは、「やろうと思ってやっていない気がかりなこと」を表す意味で、コーチングなどによく用いられる言葉です。もし、今年中に完了させたい感情や行動があれば「やる」もしくは「やらない」と決める選択肢もありです。
未完了を完了にすることには、自己肯定感の向上、思考の整理、新しい挑戦へのエネルギーなど、多くのメリットがあります。特に年末は未完了を完了させる絶好のチャンスですので、ご自身が「心残りなこと」「未完了なまま放置していること」があればぜひ完了して2019年を気持ちよく迎えていきましょう!
3. 年末の定番「大掃除」、そのコツは?
年末の過ごし方の定番といえば「大掃除」ですよね。元々、大掃除は家の煤払いをして神様を迎え入れる環境を整えるという意味で行っていたそうです。
そこから長い月日をかけて、現在は新年をきれいな環境で気持ちよく迎えたいという目的に変わっています。今回は整理収納アドバイザーの方に教えていただいた効率的な大掃除の進め方をお伝えします。
① 整理:必要なものと不要なものを区別する
区別の方法として、レジャーシートなどを2枚部屋に引いて「必要なもの」「不要なもの」を分けます。その時の判断基準は「1年以内使ったかどうか」。その後、「1年以内に使っていないものでも今後必ず使うもの」があれば「必要なもの」のほうに移します。
② 整頓:必要なものを使いやすく収める
固定概念にとらわれず、手に取りやすい場所や動作の延長線上に収めることがポイントです。たとえば、本を眠る前によく読む場合は、リビングにある本棚ではなく寝室に本棚を移動する等。
③ 片付け:戻す場所をつくり、戻すこと
片付けはものの移動ではなく元の場所に戻すこと。よくもの探しをしている人はココが曖昧なのだだそう。部屋だけでなく、鞄の中、財布の中、会社の机の中でどこに何を置くかを考えて、忘れそうだったらラベリングすることも有効とのことです。
④ 掃除:汚れを取り除く
掃除が苦手という方は、成果が分かりやすい玄関や洗面所など小さなスペースからスタートすることでモチベーションが維持しやすくなるそうです。
おわりに
2019年を気持ちよく迎えるために今から始めること3選はいかがでしたか。平成最後の年の瀬が皆さんにとって最高の締めくくりになることを願っています。
福島 知加