6. 繰上げ受給について
老齢年金の受給スタート年齢は「原則65歳」です。
ただし、60歳で退職後、65歳までの収入が少ない場合などで「早く年金を受給したい」という場合は「繰上げ受給」で受給スタート時期を前倒しすることができます。
6.1 繰上げ受給のしくみ
- 60歳から64歳の間で、前倒しで年金を受給スタートする
- 原則として「老齢基礎年金・老齢厚生年金」はセットで繰上げ請求が必要
- 繰り上げた月数に応じて年金が減額される
- 減額率:繰り上げた月数×0.4%(最大24%)
6.2 繰上げ受給の減額イメージ
繰上げタイミングの下限となる「60歳0か月」で受給した場合、減額率は24.0%です。
いったん繰上げ請求すると取り消しができない点や、一度決まった減額率は生涯変わらない点には留意が必要でしょう。
また、国民年金の任意加入や、保険料の追納ができなくなる点など、いくつかの制約も発生します。活用を検討する場合は入念に確認をしましょう。
著者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ58年(696か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、CFP®、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2026年2月7日)。