【厚生年金・国民年金】「都道府県別ランキング」住む場所によって年金額が違う！あなたが住む地域は何位？国民年金（老齢基礎年金）の受給額は5～6万円台で、全国平均は5万7700円

物価の高騰が続くことで、老後生活に不安を感じる人は増えています。年金だけで老後の生活をまかなえるかどうか、悩む人は多いことでしょう。

実は年金受給額は、「どこに住むか」が大きな要素になることをご存じでしょうか。

年金制度は全国共通の仕組みで運用されていますが、実際に支給される金額には都道府県ごとに差があるのです。

今回の記事では、最新の年金支給額をもとにした都道府県別ランキングをご紹介します。

今住んでいる地域や今後住んでみたい地域を確認することで、今後の資産形成計画を考える参考にしてください。

1. みんなの厚生年金受給額は？全国平均をチェック

会社員や公務員などで厚生年金に加入して働いていた人は、老齢厚生年金＋老齢基礎年金（国民年金）の併給となります。

厚生労働省「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金（国民年金部分を含む）の全受給権者の平均年金月額は14万6429円でした。

ただし、男女差・個人差があり、実際に受け取る金額は一人ひとり違います。

※厚生年金の被保険者は第1号～第4号に区分されており、ここでは民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」（以下記事内では「厚生年金」と表記）の年金月額を紹介します。

〈全体〉平均年金月額：14万6429円

※国民年金部分を含む

このように、厚生年金の受給額には個人差があります。また、厚生年金の受給額は、お住まいの都道府県によっても平均額に差が出ています。