昨今、不動産価格の上昇を背景にして、新築ではなく中古物件を購入し、リノベーションして住む選択肢が注目されています。

ただし中古物件は、築年数や耐震基準、建物の担保価値によって住宅ローン審査に影響が出る場合があります。

また、物件購入費とリノベーション費用をまとめて借りる場合、ローンの組み方にも注意が必要です。

そこで本記事では、中古物件購入時に押さえておきたい住宅ローン対策を解説します。中古物件の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載の金利などは執筆時点によります。

1. この記事でわかる3つのポイント

  •  中古物件は家の古さや安全性で住宅ローンの審査が厳しくなる点
  •  工事費の確定が必要なため早めの施工会社選びと見積もりが大事な点
  •  購入費と工事費を低金利でまとめて借りられる一体型ローンの活用

2. 【宅建士が解説】中古物件はローンが組みにくい?

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新築物件の価格が高騰している今、中古物件を購入し、リノベーションして住みたいと考える方は増えています。

しかし、中古物件は新築物件に比べ、住宅ローン審査で不利になることも少なくありません。

住宅ローンでは買主の年収や勤務先だけでなく、物件そのものの担保価値も審査対象になります。

そのため、築年数が古い建物は資産価値が下がりやすく、金融機関が「万が一返済が滞ったときに売却して回収できるか」の判断が慎重になります。

特に築古の戸建てや旧耐震基準の物件は、担保評価が低く見られやすく、希望額まで借りられないことがあります。

2.1 中古物件の審査で見られるポイント

中古物件の住宅ローン審査では、主に以下の点が確認されます。

  • 買主の年収・勤務先・勤続年数
  • 既存借入や返済負担率
  • 物件の築年数
  • 建物の担保価値
  • 耐震基準への適合状況
  • 建物の劣化状態
  • 管理状況や修繕計画

注意したいのは、築年数が古い物件、旧耐震基準の物件、検査済証がない物件、違法増築がある物件などです。該当するものがあると、金融機関によって審査がかなり厳しくなる可能性があります。

特に、住宅ローン控除を利用したい場合は、耐震基準を満たしているかどうかが重要になります。