5. 「ネット銀行」の口座凍結や相続手続きは?
近年、ネット銀行を利用する人が増加傾向にあります。
口座名義人が亡くなった場合の対応は、一般的な実店舗のある銀行とネット銀行ではどう違うのでしょうか。
ネット銀行の口座が凍結されるタイミングや、相続手続きについて詳しく解説します。
5.1 ネット銀行の口座も「凍結される」のか?
名義人が亡くなったことが銀行側に知られた時点で、ネット銀行の口座も凍結されます。
一般の銀行と同じしくみです。
しかし、ネット銀行には支店や窓口がないため、相続手続きはオンラインや郵送で行う必要があります。
5.2 ネット銀行の「相続手続きの流れ」は?
ネット銀行の相続手続きの流れとしては、まずご家族が銀行に死亡の連絡をし、指定された書類を提出します。
通常、戸籍謄本や相続人の本人確認書類、遺産分割協議書(必要な場合)などが求められます。
なお、銀行によってはオンラインで手続きを進められる場合もあります。
しかし、郵送対応のみのところもあるため、事前確認が必要です。
手続きが完了すると、預金は相続人に払い戻され、故人の口座は解約されます。
また、ネット銀行の場合、口座をそのまま相続することはできません。