2. 【6月に送付済】「年金振込通知書」のチェックしたい項目
日本年金機構から、6月4日(水)〜6月11日(水)にかけて順次送付されたのが「年金振込通知書」です。
この通知書を見ることで、6月支給分から適用される年金額の内訳や変更点を確認することができます。
以下の見本を参考に、記載されている情報を一つずつ確認していきましょう。
年金振込通知書には、次のような内容が記載されています。
また、支払期ごとに差し引かれる保険料等(特別徴収)の金額は、変更される可能性がある点にも注意が必要です。
2.1 チェック項目(1)年金支払額
1回に支払われる年金額(控除前)
2.2 チェック項目(2)介護保険料額
年金から天引きされる介護保険料額
2.3 チェック項目(3)後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)
年金から天引きされる「後期高齢者医療保険料」または「国民健康保険料(税)」
※特別徴収される場合に記載される
2.4 チェック項目(4)所得税額および復興特別所得税額
年金支払額から社会保険料(※1)と各種控除額(※2)を差し引いた後の額に5.105%の税率をかけた額
※1 社会保険料:社会保険料とは、特別徴収された介護保険料、後期高齢者医療保険料または国民健康保険料(税)の合計額
※2 各種控除額:扶養控除や障害者控除など
2.5 チェック項目(5)個人住民税額および森林環境税額
年金から特別徴収(天引き)される個人住民税額および森林環境税額
2.6 チェック項目(6)控除後振込額
年金支払額から社会保険料、所得税額および復興特別所得税額、個人住民税額および森林環境税額を差し引いた後の振込金額
2.7 チェック項目(7)振込先
年金が振り込まれる金融機関の支店名(※営業所、出張所などを含む)
2.8 チェック項目(8)前回支払額
令和3年10月から、年金振込通知書に前回の定期支払月に支払った金額
年金の見込み額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認可能ですが、実際の受取額は「表示されている金額そのまま」ではない点にも注意が必要です。
また、年金振込通知書は原則として年1回のみ送付され、振込金額や口座に変更がない限り、それ以降の支給月には発送されません。
※なお、この通知書には年金額改定通知書と一体化している場合や、年金生活者支援給付金の受給者向けなど、いくつかの種類があり、すべての人が同じ内容の通知書を受け取るわけではありません。