「国民年金や厚生年金」は2025年度の増額改定で、前年度と比較して1.9%増えています。

しかし実際のところ、公的年金の増額改定を上回る物価の上昇が続いています。

そのため「家計が大変」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

家族構成やライフスタイルなどによって老後生活に必要な生活費は異なりますが、年金をどれくらい受給できるのか確認しておくことも大切です。

今回は、国民年金+厚生年金を「年240万円超」もらっている人は何%いるのか解説します。

【単身世帯】65歳以上無職世帯の平均的な家計収支もご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。

1. 【単身世帯】65歳以上無職世帯は平均で「毎月2万7817円の赤字」に…。

総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、65歳以上の無職単身世帯では、月平均で約2万7817円の赤字が発生しています。

《単身》65歳以上無職世帯の平均的な毎月の家計収支

  • 実収入:13万4116円
  • 消費支出:14万9286円
  • 非消費支出:1万2647円
  • 赤字:2万7817円

公的年金は偶数月に2か月分まとめて支給される仕組みですが、国民年金と厚生年金の加入対象となる人はどのような方なのでしょうか。