3. 現シニアが受け取っている「国民年金と厚生年金」の平均月額はいくら?
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金の平均月額は以下の結果となっています。
3.1 「国民年金+厚生年金」の平均月額はいくら?
- 男女全体平均月額:14万6429円
- 男性平均月額:16万6606円
- 女性平均月額:10万7200円
3.2 「国民年金のみ」の平均月額はいくら?
- 男女全体平均月額:5万7584円
- 男性平均月額:5万9965円
- 女性平均月額:5万5777円
厚生年金と国民年金を合わせて年間240万円以上の年金を受給している人の割合は、厚生年金受給者全体の約16.3%です。
この割合は、あくまで厚生年金を受給している人の中での数字です。
国民年金のみを受給している人を含めると、年間240万円以上の年金を受け取っている人の割合はさらに低くなると考えられます。
国民年金の満額受給額は、2025年度で月額6万9308円、年間で約83万円で、これに厚生年金が加わることで、年間240万円以上の受給額となるケースが増えます。
ただし、厚生年金の受給額は、加入期間や平均標準報酬月額などにより個人差が大きく、すべての厚生年金受給者が年間240万円以上を受け取っているわけではありません。
年金受給額や生活費の状況は個人差が大きいため、ご自身の年金見込額や生活設計をしっかりと確認し、必要に応じて公的年金制度や支援制度を活用することが重要です。