日本の公的医療制度は充実していると言われておりますが、現在日本では医療費の支出が年々上がっております。
医療費の増加や自己負担額の上限変更も検討されており、特に病院へ行く機会の多い65歳以上の年金受給世代にとっては負担が大きくなる可能性がございます。
本記事では健康保険に加入する人が受けられる「給付」について解説します。なかなか知る機会のない給付金についても解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. シニアが対象の「後期高齢者医療制度」とは?
後期高齢者医療制度とは、75歳以上の方(または65歳以上で一定の障害がある方)が対象となる公的な医療保険制度です。
国民健康保険や健康保険とは異なる独立した制度として運営されており、原則として一定の年齢に達すると自動的に加入する仕組みとなっています。