1.2 《働くシニア層》60歳代前半「男性は約8割・女性は約7割弱」

「男女の性別や年代によって働くシニア層の割合は変わってくるのでしょうか?」

60歳以上の年代別、性別で分けてみていきましょう。

収入を伴う仕事をしている人の割合(性・年代別)

収入を伴う仕事をしている人の割合(性・年代別)

出所:内閣府「令和7年版高齢社会白書・高齢者の経済生活に関する調査」

【令和6年度】収入を伴う仕事をしている人の割合

  • 60~64歳:男性82.7%/女性68.0%
  • 65~69歳:男性60.5%/女性56.6%
  • 70~74歳:男性49.1%/女性38.1%
  • 75~79歳:男性38.9%/女性26.4%
  • 80歳以上:男性16.3%/女性6.0%
     
  • 65歳以上:男性41.1%/女性30.3%
  • 75歳以上:男性27.2%/女性15.1%

60歳以上の就業状況を見ると、性別と年齢層による顕著な違いがあります。特に60〜64歳の層では男性の82.7%が収入を伴う仕事をしているのに対し、女性は68.0%に留まります。全体として年齢が上がるにつれて仕事をしている人の割合は減少しますが、どの年代においても男性の方が女性よりも高い割合で働き続けていることが示されています。

このように、働くシニア層が増えている中で、社会保険制度の見直しも進められています。とくに、パートなど短時間勤務をしているシニア層にとって影響の大きい法改正が行われました。