2. もみ合いを抜け4万円台へ力強く上昇
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。4月7日には一時、3万1000円を割り込み、3万792円まで下落しました。ただ、その後大きく反発すると、じりじりと価格を切り上げ、5月13日には一時、3万8494円まで上昇しました。しかしその後は200日移動平均線付近で、もみ合う動きが続いていました。ただ、先週初の6月23日には窓をあけて寄り付きましたが、その後は陽線になり、上昇しました。窓をあけて陽線が続き4万円を回復しました。
今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。4万円で上値を押さえられる動きが続くことも考えられましたが、力強く上抜けていきました。今後はこれを維持できるかどうかがポイントになります。まずは4万1000円台が定着すると一段上のステージに上がったことになります。そうすると史上最高値更新も見えてきます。
参考資料
下原 一晃