4. 「どのような社会を目指すべきなのか?」を考えるきっかけに
今回は「100人でみた日本」をもとに、日本の「人口構成」「労働の現場」「福祉と健康」の現状と課題について解説しました。
まとめると、
- 人口は急速な高齢化
- 労働現場では働き方が多様化
- 多くの人が何らかの心身の不調を抱え、社会保障への需要が高まる
100人に縮図することによって、身の回りにも起こりうる問題だと実感しやすくなります。「100人でみた日本」は
私たち一人ひとりの暮らしと密接に関わる日本の今を映し出しています。
そして、間もなく始まる《参議院選挙》はこの日本の未来を形作る重要な機会となります。現在の与党である自民党は「日本を動かす 暮らしを豊かに」と題した選挙公約を発表し、【国内総生産(GDP)1千兆円の実現や国民所得5割増し】を掲げ、私たちの暮らしを豊かにするビジョンを示しています。私たち一人ひとりの投票行動が、この公約が示すような未来を実現できるかどうかに大きく関わってくることでしょう。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。生命保険・損害保険の営業を経て、社内教育部署にて教材制作や研修の企画・運営に携わる。退職後は独立系ファイナンシャルプランナーとして、個別商品の勧誘はせず公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計に対応。マネースクール講師としても活動し、社会保障制度、リタイアメントマネジメント、家計管理、資産運用などお金に関する幅広い分野に強みを持つ。現在も「お金の先生」であるJ-FLEC(金融教育推進機構)認定アドバイザーとして、学校や企業に出張授業で金融教育の普及に取り組んでいる。
2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMOマネー編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、保険などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年5月30日更新)