「今の日本はどこに向かっているのでしょうか?」
それは誰にもわからないことですが、厚生労働省が発表している「100人でみた日本」を見ることで今の日本がどんな問題を抱え、これからどこへ向かって進むべきなのかを考えるヒントを与えてくれます。今回は厚生労働省の統計データである「100人でみた日本」をもとに、日本の《人口・労働・福祉と健康》を切り口に現状課題を解説します。7月の参院選を前に確認してみましょう。
1. 【人口構成】「100人でみた日本」急速な高齢化が進む社会の姿
【性別】
- 男性:48.6人
- 女性:51.4人
【年齢】
- 15歳未満:11.4人
- 65歳以上:29.1人(このうち75歳以上:16.1人)
日本の人口は女性が男性よりやや多いことがわかります。また、15歳未満の子どもが11.4人なのに対し、65歳以上が29.1人、さらにそのうち75歳以上が16.1人を占めており、急速な高齢化が進んでいる現状がうかがえます。