5. ふるさと納税
ふるさと納税は、税金を活用してお得に返礼品がもらえる制度です。
応援したい自治体に寄付をすることで、寄付額のうち2000円を超える部分が所得税・住民税から控除されます。
さらに、お米やお肉、海産物、旅行券など、寄付先の自治体から魅力的な返礼品を受け取れます。
実質2000円の負担で日用品や食品を手に入れられるため、使わないと損な制度です。
また、年収が高いほどふるさと納税の控除上限額も大きくなるため、高所得世帯ほど活用するメリットが大きくなります。
たとえば、年収ごとの年間上限額の目安は以下のとおりです。
- 年収300万円（独身会社員）：約2万8000円
- 年収900万円（独身会社員）：約15万2000円
自分の控除上限額は、ふるさと納税のシミュレーションサイトなどで簡単に確認できます。
ぜひ早めにチェックして、ふるさと納税を活用しましょう。
6. 医療費控除
医療費控除は、年間の医療費が多い人が確定申告で税金が戻ってくる制度です。
1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税や住民税の一部が還付されます。
対象となるのは、本人および生計を一にする家族の医療費で、年間の合計が10万円または総所得の5％を超える部分が控除の対象となります。
医療費には病院での診察・治療費だけでなく、薬代や通院のための交通費も含まれます。
たとえば、家族全体で年間30万円の医療費を支払った場合、10万円を差し引いた20万円が控除対象です。
仮に所得税率10％・住民税10％の人であれば、約4万円（20万円×20％）の減税効果が期待できます。
なお、医療費控除を利用するには、確定申告が必要です。
医療費がかさんだ年は、領収書や明細をしっかり保管しておきましょう。
