2. 出産育児一時金
出産育児一時金は、出産にかかる費用を大きくカバーできる制度です。
健康保険または国民健康保険に加入する人が妊娠4カ月(85日)以上で出産した場合、原則として1児につき50万円が支給されます。
なお、早産・死産・流産・人工妊娠中絶も一定の条件を満たせば支給対象です。
出産費用の負担を軽減できるので、忘れずに申請しましょう。
受給には、支給申請書などの書類提出が必要となります。
3. 出産手当金
出産手当金は、会社を休んでいる間の収入減を補填してくれる制度です。
出産に伴い仕事を休み給与の支払いがない場合、健康保険から出産手当金を受け取ることができます。
対象期間は出産予定日の42日前(多胎妊娠は98日前)から出産翌日の56日後までで、このうち実際に会社を休み、給与が支払われなかった日数分が支給対象です。
支給額は、出産前の標準報酬日額の約3分の2(ボーナスなどは除く)となっています。
受給には申請手続きが必要で、産前・産後で分けて申請することも可能です。