2. 私立大学初年度の「147万円の壁」→保護者にとって大きな心理的ハードル
私立大学の初年度にかかる費用はどのくらいなのでしょうか?
まずは、厚生労働省が公表する「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」みていきましょう。
2.1 私立大学の初年度費用は“147万円の壁”
私立大学の初年度納付金は、授業料・入学料・施設整備費などを合わせて147万7339円。
近年よく耳にする「○○万円の壁」という言葉になぞらえるなら、まさにこれは、私立大学初年度の「147万円の壁」とも言える水準です。
大学進学時にこれだけの金額が必要となる現実は、保護者にとって大きな心理的ハードルといえるでしょう。
2.2 短大・専門学校も100万円超えが一般的
私立短期大学では約128万円、私立高等専門学校でも約120万円と、大学に限らず高等教育機関の初年度費用はどの進路でも100万円を超える水準にあります。
とくに施設整備費や実習費など、「授業料以外の費用」も見落とせない負担となっています。
こうした費用の実態を見ると、大学進学を見据えた早めの資金準備が大切であることがわかります。
子どもの夢や進路の選択肢を広げるためにも、計画的な教育費の備えが求められます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)