1.1 老後は何歳まで働く?約4割が「70歳以降も働く」と回答

PGF生命の調査で「60歳以降、何歳まで働きたいか」について尋ねたところ、65歳以降も働きたいという人は80.8%、70歳以降も働きたいという人は44.0%でした。

過去の調査と比較すると、2022年以降着実に増加しており、調査開始以来最高の割合を記録しています。

この結果から、老後も働くことが一般的になりつつある現状がうかがえます。

実際に、総務省の「統計からみた我が国の高齢者」によると、65〜69歳では52.0%、70〜74歳では34.0%の人が就労しており、シニア層の就業率は過去最高を記録しています。

上記のデータから、現代の多くの高齢者が働くことを選択しており、「働けるうちは働き、生活費を補う」というライフスタイルが一般的になりつつあることがわかります。

数年前に話題となった「老後2000万円問題」からも、今や「年金だけで老後を過ごす」という考え方は現実的ではなくなってきていると言えます。

では、実際に60歳代が保有している貯蓄額はどれほどなのでしょうか。