6月支給分から年金増額！【年金一覧表（年齢別）】シニアの家計収支は赤字。物価高騰で今後どうなる？【赤字幅】年代別に見る家計収支は65歳～69歳が最も赤字幅が大きい

年金は、給与とは異なり、定期的に一定額が支給される仕組みです。生活設計の基盤として安定した収入源になる点が特徴です。

2025年6月の支給日は6月13日です。あらためて安心感を実感している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、支給額だけで生活をまかなうには難しさを感じる世帯もあります。特に単身世帯や高齢夫婦世帯では、固定費や医療費などが重くのしかかります。

こうした中で政府は、年金制度を支える各種の給付金や軽減制度を準備しています。

今日は年金支給月に改めて確認したい、年金制度や受給額の内訳、平均額などを解説していきます。

1. 今月支給分から1.9%増額！2025年度年金例をチェック

公的年金額は物価や賃金を考慮して、年度ごとに見直しがおこなわれます。

2025年度は前年より1.9%の引き上げとなり、モデル夫婦世帯（※1）は月額23万2784円。国民年金の満額（※2）は月額6万9308円です。

夫婦ともに国民年金のみ（満額と仮定）を受給する世帯の場合、2人分の合算額は13万8616円となります。

※1　男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45.5 万円）で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準
※2　国民年金保険料を全期間（480カ月）納付した場合に65歳以降で受給できる年金額

年金支給日は「2カ月に一度、偶数月の15日」に、前月分までの2カ月分が合算されて支給されるサイクルです。

なお、15日が土日・祝日の場合は直前の平日に前倒しとなります。

2025年の年金支給日カレンダーを見ておきましょう。

年金支給日：支給対象月