1.2 売るべし 買うべし 休むべし

「売るべし 買うべし 休むべし」とは、売ったり買ったりするだけでなく、休むことの大切さを説く格言です。「命金には手をつけるな」という格言と似た意味を持ちます。

売買するだけでなく、「市場に居続ける(投資をしたあと、じっとしている)」ことも投資の一つです。無理な取引をすると損失を拡大させることもあるため、迷ったときは休むことも立派な投資戦略です。

また、「命金には手をつけるな」とは、生活に必要なお金は投資に使ってはいけないことを意味します。

投資をする際には、生活防衛資金として日々の生活に必要なお金や近い将来に使う予定があるお金は、「命金」として明確に分ける必要があります。

命金で投資すると、損失が出たときに生活が困窮したり、不安から冷静な判断ができなくなったりします。資産を増やすどころか、かえって大きな損失を招くことが多いため、生活に支障がない範囲で行うことが鉄則です。