5. 「基礎年金番号て何?」確認方法について
基礎年金番号とは、公的年金制度(国民年金・厚生年金)の加入者に対して、一人にひとつ割り当てられる10桁の番号です。公的年金制度に加入中、もしくは加入したことがある人全員に付与されています。
年金の受け取りに関する相談や請求手続きの際以外にも、「就職して厚生年金保険に加入するとき」「退職して国民年金に加入するとき」「ねんきんネットの申込手続きのとき」などに必要となります。
基礎年金番号の加入方法は「オンライン」「書類」いずれの方法で確認できます。具体的に見ていきましょう。
5.1 オンラインで確認する方法
1.マイナポータル
- マイナンバーカードを利用して、マイナポータルにログインします。
- マイナポータルのトップページで「年金」ボタンをクリックします。
- 情報が取得され次第、画面に基礎年金番号が表示されます。
※情報を取得可能な時間は、午前8時30分~午後11時(土日祝日を除く)です。
2.ねんきんネット
- ねんきんネットへログインします。(「ねんきんネット」のログイン方法をご確認ください。)
- ねんきんネットのトップページに基礎年金番号が表示されます。
5.2 各種書類で確認する方法
- 基礎年金番号通知書
- 青色の年金手帳(青色以外の年金手帳をお持ちの方は以下の書類でご確認ください。)
- 国民年金保険料の口座振替額通知書
- 国民年金保険料の納付書、領収書
- 年金証書
- 各種通知書等(年金額改定通知書、年金振込通知書等)
日本年金機構のホームページでは、個人情報保護の観点から基礎年金番号の電話やメールでの通知をおこなうことはできない旨、注意喚起されています。
ご紹介した方法で基礎年金番号の確認ができない場合は、最寄りの年金事務所の窓口で相談するか、ねんきん定期便を手元に用意し「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」0570-058-555(ナビダイヤル)に問い合わせをおこないましょう。
年金手帳、基礎年金番号通知書などの基礎年金番号が記載された書類は大切に保管しましょう。なお、年金に関する手続きはマイナンバー(個人番号)でもおこなうことが可能です。
6. 6月13日の年金額をチェックして、日々の暮らしに「安心」を
今回は、厚生労働省や日本年金機構の最新データをもとに、2025年度の年金額や支給日、受給額の目安、確認方法までわかりやすく解説しました。
まとめると、
- 2025年度の年金額は1.9%アップ。支給日は6月13日(金)に前倒し
- 年金の支給額は年齢や加入状況で異なり、平均額は世代ごとに幅がある
- 年金手続きや相談に使う「基礎年金番号」は自分で簡単に確認できる
まずはご自身の年金額をしっかり確認して、「今」と「これから」の安心につなげていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構 年金用語集「は行 被用者年金」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
- 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金」
- 日本年金機構「基礎年金番号は、どのようなときに必要になりますか。」
- 日本年金機構「基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について」
- 日本年金機構 年金Q&A「自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。」
- 日本年金機構 ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(「ねんきん定期便」「ねんきんネット」に関するお問い合わせ)
村岸 理美