冒頭で触れたように、貯蓄には預貯金だけではなく、保険や有価証券なども含まれます。そこで、勤労者世帯の貯蓄現在高の内訳がどうなっているかも見てみましょう。

2017年の結果では、最も多いのが定期性預貯金の445万円(貯蓄現在高に占める割合33.5%)、次いで通貨性預貯金が371万円(同28.0%)、「生命保険など」が314万円(同23.7%)、有価証券が145万円(同10.9%)、金融機関外の貯蓄が52万円(同3.9%)となっています。 

なお、図表2のように、2012年から2017年までの推移では通貨性預貯金が増加傾向、定期性預貯金は減少傾向にあります。

図表2:貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比の推移(二人以上の世帯)

出所:総務省 家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)

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LIMO編集部