多くの人が悩みを抱えている近視。世界的に症状があるは増加傾向にあり、最近ではテクノロジーによってそれを解消する動きもあります。ViXion(ヴィクシオン)株式会社のオートフォーカスアイウェアはその中でも特に注目を集めています。
1. 【近視をテクノロジーで解決!】ViXionはどんな企業?
ViXionは、HOYA株式会社の暗視支援眼鏡の事業がスピンオフする形で誕生したスタートアップ企業です。
もともとは夜盲症や視野狭窄の症状を持っている人に明るく広い視界を提供する「MW10 HiKARI」というデバイスを開発していましたが、現在はそこから派生したオートフォーカスアイウェア「ViXion01」シリーズが主力商品となっています。
ViXion01は眼鏡型のデバイスで、見ようとする対象との距離をセンサーで測定、距離に応じてレンズ形状を瞬時に変化させて自動でピント調整してくれます。最大10時間使用可能で55gの軽量ボディを実現していることや未来的なデザインなども特徴です。
2023年に実施したクラウドファンディングでは4億2500万円の支援額を集め、同年の民間クラウドファンディング支援金額でNo.1を獲得しました(同社調べ)。またCESやIFAといった海外の展示会でも高い評価を得ており、さまざまな賞も受賞しています。
2. 【近視をテクノロジーで解決!】老眼だけではない幅広いニーズをキャッチ
ViXion01のメインユーザーは老眼で悩む50代以上の男性が多いとのことですが、同社の南部誠一郎社長は「繊細な作業をするプロや趣味を楽しむ人にも受け入れられている」と話します。
例えば、歯科医や機械エンジニア、職人といった近距離で細かい作業をする職種の方から引き合いが強く、歯科医に関しては専用モデルの開発も進められているそうです。
趣味ではプラモデル好きの間で話題になっており、「いちいち眼鏡をかけたり外したりしなくてよいので楽」などの声が寄せられているとのことでした。このほかイラストや電子工作を趣味とする人にも支持が広がっています。
3. 【近視をテクノロジーで解決!】新モデル「ViXion01S」はよりカジュアルに進化
ViXion01の好評を受け、より幅広いユーザーが使いやすいモデルとして新登場したのが「ViXion01S」です。こちらもViXion01と同様にクラウドファンディングや海外の展示会で高く評価され、満を持して6月5日に一般販売をスタートしました。
ViXion01とのもっとも大きな違いは、デザインが通常の眼鏡に近いデザインとなり、装用感が向上したことです。ViXion01の未来感あふれるデザインも魅力的でしたが、少し人やシーンを選ぶ部分もあったため、新モデルではより多くの人が選びやすいよう意図しています。
もちろん進化はそれだけではなく、アウターレンズを乱視用・遮光レンズなどにカスタマイズできたり、重量が約40%軽量化していたり(アウターレンズを外した状態で33g)、アプリによる連携機能がより充実していたり、多数のアップデートが行われています。
このほかスペックは以下の通りです。
- サイズ:152mm(幅)×160mm(奥行き)×45mm(高さ)
- 重量:アウターフレームなし:33g/アウターフレーム(ダミーレンズ有)含む:47g
- 瞳孔間距離:55mm ~ 73mm
- 焦点距離:5cm ~ 無限遠
- 充電:USB-Type-C充電コード 5V、1A
- 連続使用時間:最大約15時間
- Bluetooth: 5.4
4. 【近視をテクノロジーで解決!】高価格でも需要は十分にあり!
ViXion01Sは税別8万円というなかなかに値が張る商品ですが、価格以上の価値を感じるユーザーは多いようです。また、視力に合わせてピントを自動で調整してくれるため、家族で共用することも可能です。
筆者が魅力に感じたのは、アプリ機能が充実していたことです。キャリブレーション時に現在の度数が記録されるため、ヘルスケアデータの記録にも役立ちます。視力を測定する機会は限られているので、非常に有用に感じました。
アプリでは今後もユーザーのニーズを聞きながら、さまざまな機能拡張を検討しているとのこと。見え方に悩む人の最終兵器として、さらなる進化に期待が持てそうです。




