株主優待を受けるために必要なのは、その企業の株主になることです。そして、ひとたび株主になれば、その企業の株価が今後どうなるかが気にならない人はいないでしょう。

どんなに株主優待の内容が優れているからといって、自分が購入した時の株価と比べて今の株価が大きく下落したのでは意味がありません。株主優待をきっかけに株式に投資をしたという場合でも、その企業の業績と株価には注意したいものです。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向をチェックしておきましょう。

同社の過去1年の株価を見ると、初夏にかけて大きく上昇した場面もありましたが、その後は下落しています。レンジ内での株価推移といえばそれまでですが、足元も株価は軟調です。1年前は1000円を超える水準でしたが、現在は700円台となっています。

12月は株主優待基準月となりますが、来年以降の株価動向にも注目です。

賛否両論あるが税金はかからない株主優待

多くの投資家を惹きつけてやまない株主優待ですが、実は一部では批判もあります。長期で保有する株主からすれば、「短期で売買を繰り返す株主に優待を提供するのはいかがなものか」というものです。