2. 70歳代・二人以上世帯の貯蓄額を深堀り

J-FLEC 金融経済教育推進機構の同資料より、70歳代・二人以上世帯についても見ていきます。

70歳代・二人以上世帯の貯蓄円グラフ

出所:J-FLEC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

2.1 貯蓄額の平均と中央値【70歳代】

  • 平均:1923万円
  • 中央値:800万円

2.2 貯蓄額ごとの割合【70歳代】 

  • 1000万円未満:51.8%
  • 1000万円台:16.8%
  • 2000万円台:8.9%
  • 3000万円以上:19.0%
  • 無回答:3.5%

70歳代の二人以上世帯では、貯蓄の平均額は1923万円、中央値は800万円となっています。

「1000万円未満」「3000万円以上」の割合は減り、1000万円台・2000万円台の割合が微増しているようです。

70歳代になると、ほとんどの世帯が年金生活に入っているでしょう。年金額によって、あるいは介護費用などの支出額によって、生活レベルは大きく異なることが予想されます。

一律に「いくらあれば安心」と考えるのではなく、世帯に応じた対策が必要になるでしょう。