2. 60歳代・70歳代・80歳代の年金平均受給額はいくら?
次に、実際に年金を受け取る60歳代、70歳代、80歳代がいくらの年金をもらっているのか確認しましょう。
厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年代別に見た厚生年金受給者の平均年金月額は以下のとおりです。
2.1 60歳代・70歳代・80歳代の平均年金受給額
年代 平均年金受給額(厚生年金+国民年金)
- 65~69歳 月14万7428円
- 70~74歳 月14万4520円
- 75~79歳 月14万7936円
- 80~84歳 月15万5635円
- 85~89歳 月16万2348円
平均年金額は、月14万円〜月16万円台となっています。
なお、平均年金額が年齢とともに上昇するのは、年金の受け取りを遅らせる「繰下げ受給」により月額が増えている人が一定数いるためです。
また、特に70代以上の世代は、高度経済成長期に正社員として長く働き、高い報酬を得ていた人が多く、厚生年金の加入期間も長い傾向があります。
さらに将来の年金水準を抑える仕組み(マクロ経済スライド)の影響を受けにくい立場にある人も多いため、結果として平均年金月額が高くなっています。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、SNSやWebコンテンツを通じて金融情報の発信を支援する株式会社ファイマケの代表を務める。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)