次の年金支給日は、6月13日です。また、6月13日から支給額は増額となります。

では、いくら年金は増えるのでしょうか。本記事では、6月13日にもらえる年金がどのくらい増えるのか解説します。

現代の60歳代、70歳代、80歳代が実際にいくら年金を受け取っているのかや、平均年収別の目安年金額についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 6月13日から年金はいくら増える?

物価高・給与上昇を受け、6月13日から年金は増額となります。

厚生労働省によると、6月の年金支給額の例と昨年度からの増加金額は以下のとおりです。

1.1 2025年度のモデル年金額(額面)

国民年金の満額受給額:月額6万9308円(前年度比+1308円)

モデル夫婦*1の年金受給額(国民年金+厚生年金):月額23万2784円(前年度比+4412円)

*1…平均年収約546万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)の世帯

国民年金の満額は、前年度から月1308円増加の月額6万9308円となっています。

また、平均年収約546万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)のモデル夫婦がもらえる年金額は、前年度から月4412円増加の月額23万2784円です。

ただし、今回の年金支給額は増額されたものの、その増加率は昨年度の物価上昇率や賃金上昇率を下回っています。

年金が増えても物価の伸びに追いついていないため、実質的に生活が楽になるわけではないことに注意が必要です。