老後の公的年金はどれくらい貰えるのか、イメージができない現役世代の方も多いのではないでしょうか。
総務省が公表した「2020年基準消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)6月分(中旬速報値)」によれば、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比3.1%の上昇です。
前年同月と比べればうるち米(コシヒカリを除く)89.2%、チョコレート 48.2%、鶏肉 10.5%と上がり、昨年に比べて家計が厳しいというご家庭も多いでしょう。
特に年金生活となると収入は限られるもの。では、現代シニアはどれくらいの年金を受給しているのでしょうか。
1. 【公的年金】平均年金月額はいくら?
厚生労働省年金局の公表している「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にして、実際どれくらい年金がもらえるのか、国民年金と厚生年金の平均年金月額を確認します。
1.1 国民年金の平均年金月額
- 平均年金月額(全体):5万7584円
- 平均年金月額(男性):5万9965円
- 平均年金月額(女性):5万5777円
いかがでしょうか?多い、少ないは人によって感じ方が異なると思いますが、国民年金は全体平均と男女平均の差がほとんどないことを覚えておくといいかもしれません。
1.2 厚生年金の平均年金月額
- 平均年金月額(全体):14万6429円
- 平均年金月額(男性):16万6606円
- 平均年金月額(女性):10万7200円
※国民年金の金額を含む
国民年金と比較して、男女差が大きいことがわかるのではないでしょうか。
厚生年金は保険料を支払っていた期間と収入によって(上限あり)納める保険料が変わり、受給額に個人差が大きくなりやすい傾向があります。
ただし、いずれもあくまで目安です。とくに厚生年金は個人差が大きいので、平均年金月額を鵜呑みにしないように注意が必要です。