夫と同様に「性格が合わない」が1位。2位以降は、生活費を渡さない「経済的DV」や精神的虐待、肉体的暴力など、家庭内暴力の要素を含んだ原因が多くなっています。

6位以降は「浪費する」「性的不調和」「家庭を捨てて省みない」といった理由が続いています。

「性格が合わない」という感覚はなぜ引き起こされる?

家庭裁判所への申し立ての動機として、男女ともに1位になったのは、「性格が合わない」というものでした。しかし、この動機はあまりにも漠然としていて、「性格が違っても仲のいい夫婦はいるのに」と、しっくりこない方が多いのではないでしょうか。

2年前の調査で、ある興味深い調査結果がありました。

リクルートのブライダル総研が実施した『離婚に関する調査2016』で離婚経験者の男女それぞれ500人に調査したところ、男女間の回答にある「大きな差」が見受けられたのです。

同調査では、離婚理由では男女ともに「性格の不一致」「価値観の違い」「人生観の違い」という理由に多くの票が集まっていました。

しかし、男女で最も差異が大きかった項目が以下の3つの理由でした。

  • (相手が)育児に協力的ではない・・・男性2.4%/女性26.2%
  • (相手の)借金・・・男性7.2%/女性28.4%
  • (相手が)家事に協力的ではない・・・男性6.8%/女性27.2%