「子どもの教育資金が足りない!」
「親の介護でまとまったお金が必要になった…」

しかし貯金がなくて大ピンチ。そんな時、ふと頭をよぎるのが、将来のためにコツコツ積み立ててきたiDeCo(個人型確定拠出年金)の存在ではないでしょうか。

「もし、このiDeCoのお金を今すぐ引き出せたら…」と考える方も少なくないはず。

しかし、iDeCoは原則として途中で解約(=引き出す)ことはできません。

本記事では、iDeCoの基本的な仕組みを簡単におさらいし、メリットとデメリットをあらためて確認していきます。また、「例外的に脱退一時金を受け取れるケース」もご紹介しますので、あわせてご確認ください。

1. iDeCo:イデコ(個人型確定拠出年金)とは?

iDeCo(イデコ)は、

①自分で設定した掛金額を拠出して
②自分で選んだ運用商品(定期預金・保険・投資信託)で運用し、
③原則60歳以降に①と②の資産を一括または年金式で受け取る

自分年金をつくるための制度です。

iDeCoの最大の魅力は「税制優遇」でしょう。ただし、デメリットも。

次章で、iDeCoのメリットとデメリットを確認していきましょう。