1. 【年収600万~650万円】子育て中の勤労世帯《家族のすがた》子どもの人数・妻の就業率はどのくらい?
今回は一つの目安として、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、年収600万~650万円の二人以上・勤労者世帯の家庭のすがたを見ていきましょう。
1.1 【年収600万~650万円】子育て中の勤労世帯《家族のすがた》
- 世帯主の年齢:49.6歳
- 世帯人員:3.26人(うち18歳未満:0.92人)
- 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:57.2%
- 持ち家率:82.1%
- 平均年収:622万円
参考までに、国税庁の調査結果から、一般的に年収600万円を超える年齢も確認してみましょう。
1.2 ひとりで年収600万円を超える年齢とは?
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、民間企業で働く男性の場合、平均年収600万円を超える年齢層は「40~59歳」です。
このデータはあくまでも個人の年収であり、家族構成は考慮されていませんが、平均年収には年齢が関係していることがわかります。
年収600万~650万円世帯の世帯主の配偶者のうち、女性の有業率は57.2%と半数以上が共働き世帯でした。
家族の人数は平均3.26人で、そのうち18歳未満の子どもが0.92人。この層は教育費の負担が大きい世帯が多いと考えられます。次章では、この「年収600万円~650万円世帯」の貯蓄や負債事情を詳しく見ていきましょう。