物価高が続くなか、年金のみで生活するには厳しい状況にあります。
年金生活者支援給付金は、支給対象となっている方に偶数月に支給されます。
次の支給日は8月15日です。
今回は、老齢・障害・遺族の3種類ある「年金生活者支援給付金」もらえるのはどんな人なのか、わかりやすく解説します。
1. 【次の支給日は8月15日】「年金生活者支援給付金」の給付額はいくら?
「年金生活者支援給付金」は、公的年金やその他の所得が一定額に達していない人を対象に支給される制度です。
この給付金は、老齢年金・障害年金・遺族年金それぞれに設定されており、公的年金の受給額に加えて支払われます。
また、この給付金は公的年金と同様に、物価の変動に応じて毎年度支給額が改定されます。
厚生労働省は2025年度の「年金生活者支援給付金」の給付額を、前年度から2.7%引き上げることを公表しました。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
老齢年金生活者支援給付金について、公表されているのは「基準額」です。
実際の受給額は、この基準額に保険料納付済期間などを反映させて算出され、保険料の納付済期間が40年(480か月)に満たない場合は、その不足分が差し引かれる点に注意が必要です。
なお、この給付金を受け取るには、いくつかの条件を満たす必要があります。
次章では、老齢年金生活者支援給付金の対象となる方の条件について確認していきます。