2. 地方住まいの単身高齢者の最低生活費は？
ここで、タイトルにある「地方住まいの単身高齢者」の最低生活費を求めてみましょう。
地方といってもさまざまなので、ここでは「2級地-1」と「3級地-1」の二つのケースを提示します。「2級地-1」は栃木県宇都宮市、愛知県豊橋市、愛媛県松山市などが該当します。「3級地-1」は宮城県石巻市、千葉県館山市、三重県伊勢市などが該当します。
※住宅扶助は基準額とする
＜2級地-1＞
- 65歳～74歳：生活扶助7万990円＋住宅扶助4万5000円＝最低生活費11万5990円
- 75歳以上：生活扶助6万4890円＋住宅扶助4万5000円＝最低生活費10万9890円
＜3級地-1＞
- 65歳～74歳：生活扶助6万8670円＋住宅扶助4万900円＝最低生活費10万9570円
- 75歳以上：生活扶助6万2890円＋住宅扶助4万900円＝最低生活費10万3790円
3. 「年金月額4万円」なら生活保護費はいくら？
前出の「最低生活費」から年金や手当などの収入を差し引いた差額が生活保護費として支給されます。
そのため、タイトルにある「年金月額4万円」であれば、級地ごとの最低生活費から4万円を引いた額が実際に支給される保護費となります。
＜2級地-1＞
- 65歳～74歳：最低生活費11万5990円－年金月額4万円＝生活保護費7万5990円
- 75歳以上：最低生活費10万9890円－年金月額4万円＝生活保護費6万9890円
＜3級地-1＞
- 65歳～74歳：最低生活費10万9570円－年金月額4万円＝生活保護費6万9570円
- 75歳以上：最低生活費10万3790円－年金月額4万円＝生活保護費6万3790円
