国民年金や厚生年金などの「公的年金」は老後の生活を支える大切なものです。
公的年金は2カ月に1度の偶数月に支給されるため、次回の年金支給日は8月15日金曜日となっています。
では、60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上の方は、国民年金や厚生年金をどれくらい受給できているのでしょうか。
この記事では、厚生労働省年金局の資料をもとに《年金一覧表》を用いて、60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上の方が受給している「平均年金月額」をご紹介します。
【2025年の年金支給日カレンダー】もご覧いただけますので、老後生活の計画を立てる際にお役立てください。
1. 【2025年度は1.9%引き上げ】「国民年金」と「厚生年金」の年金額例
公的年金額は、物価や現役世代の賃金などを踏まえたうえで、毎年度ごとに見直されるしくみです。
2025年度の年金額は、2024年度より1.9%引き上げられました。
厚生労働省が公表した「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」によると、モデル夫婦世帯(※1)は夫婦2人分で年金月額23万2784円となっています。
なお、国民年金の満額(※2)は「月額6万9308円」です。
夫婦ともに国民年金(満額と仮定)を受け取る世帯の場合、2人分の年金の合算額は「月額13万8616円」となります。
※1 男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45.5 万円)で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
※2 国民年金保険料を全期間(480カ月)納付した場合に65歳以降で受給できる年金額
次は【2025年の年金支給日カレンダー】を確認しましょう。