4.3 《厚生年金+国民年金一覧表》80歳~89歳「平均月額」はいくら?
- 80歳:15万1580円
- 81歳:15万3834円
- 82歳:15万6103円
- 83歳:15万8631円
- 84歳:16万59円
- 85歳:16万1684円
- 86歳:16万1870円
- 87歳:16万2514円
- 88歳:16万3198円
- 89歳:16万2841円
4.4 《厚生年金+国民年金一覧表》90歳以上「平均月額」はいくら?
- 90歳以上:16万721円
「厚生年金+国民年金」を受給している方の平均月額を見てみると、65歳以上の各年齢で14万円台~16万円台におさまっていることがわかりました。
64歳までの受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している方(※)や、繰上げ受給をしている方の年金額となるため、65歳以上の方の平均月額と比べ低くなっています。
※ 特別支給の老齢厚生年金:昭和60年の法改正により厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられた際、受給開始年齢を段階的に引き上げるために設けられた制度。年齢など一定条件を満たす場合に受け取ることができます。
5. まとめにかえて
本記事では、60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上の方の「公的年金の平均受給額」について解説してきました。
受給できる年金額には個人差があります。
なぜなら、現役時代の働き方や収入、年金の加入期間などに応じて老後受給できる年金額が異なるからです。
老後の資金計画を考えるうえで、老後の総収入がどれくらいあるのか把握しておくことが大切です。
老後の収入と支出をしっかりと見える化したうえで、対策を考えていきましょう。
老後に向けた準備を漠然とはじめるのではなく、計画性を持ってはじめることでイレギュラーな事態が起きた際にも対応しやすくなるでしょう。
安心した老後を迎えるために、今のうちから少しずつでも準備を進めてみてはいかがでしょうか。