2. 70歳以上・二人以上世帯《貯蓄の中身》もっとも多いのは?

ここからは、70歳代以上・二人以上世帯の貯蓄の中身(金融資産の種類)についても見ていきましょう。

【図表】70歳代以上世帯「貯蓄の内訳」金融資産の種類別に確認

50歳代世帯「貯蓄の内訳」金融資産の種類別に確認

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2024年(令和6年)平均結果―(二人以上の世帯)詳細結果表第8-5表」をもとにLIMO編集部作成

金融機関:2435万円

  • 通貨性預貯金:779万円
  • 定期性預貯金:822万円
  • 生命保険など:372万円
  • 有価証券(※1):462万円
    • 貸付信託・金銭信託:7万円
    • 株式:251万円
    • 債券:51万円
    • 投資信託:152万円

金融機関外(※2):6万円

もっとも多かったのは「定期性預貯金(822万円)」、次いで「通貨性預貯金(779万円)」となっています。これらの預貯金だけで、金融機関に預けている資産の約66%を占めており、流動性・安全性を重視する傾向にあることがうかがえます。

「有価証券」は462万円とやや少なめで、金融機関に預けている資産の約19%です。そのうち株式が半分以上を占めており、リスクをとりながらリターンを狙う傾向がある様子もうかがえます。

※1 有価証券:株式,債券,株式投資信託,公社債投資信託,貸付信託,金銭信託など(いずれも時価)
※2 金融機関外:金融機関以外への貯蓄のことで、社内預金、勤め先の共済組合への預金など